「口が閉じづらい、口紅が歯についてしまう。」
これは、前歯が前方に突出している歯並びの方が悩んでいることです。
実はこの悩みは、日本人に多い悩みでもあります。
日本人の顔面骨格は、欧米人(白人)を比較すると、前後の長さが短いので、歯が並ぶスペースが少なく、前歯が前方に突出しやすいのです。これらの結果、遺伝的に歯が口元から突出している人が多くなるといえます。
また日本人の美意識はとても高く、高級な化粧品にこだわる女性が多いので、口紅が歯についてしまうことが気になってしまうのでしょう。
横浜や東京の百貨店に行き、1階という賃貸料の非常に高いスペースに、高級化粧品店が並んでいるのを眺めると、「凄いビジネスなんだなあ!」と男の私などは圧倒されてしまいます。もっとも私が化粧品を購入したことはありませんし、これからもないでしょう。
女性の皆さんが、こだわって購入した化粧品が歯についてしまうことは、男の私から考えても、残念な気持ちになってしまうことが、よく理解できます。
でも安心してください。前歯の位置を後方に移動することは、矯正治療の得意分野だからです。
矯正治療を始める前に、精密検査を行ないます。この時に重要なのが、横顔のレントゲン写真です。横顔のレントゲン写真から、矯正治療によって、どの程度歯を後方へ移動できるか、予測することが出来ます。
また実際に矯正治療で歯を後方へ移動した患者さんが、歯並びだけでなく普段の気持ちも高くなったということを、当院で治療を行なった患者さんの感想文から、感じていただければ幸いです。
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