これまでに歯周病と虫歯の治療をたくさんしてるので この状態で矯正出来ますか?
院長の斎藤伸雄は昭和40年生まれです。
いわゆる高度経済成長期に、幼少期を過ごした大人の方は、最近の子供達と比較すると、とても虫歯の多い時代でした。
私も例外ではなく、小学生のころには、歯科医院に通う日々を過ごし、中学生のころには、金属が歯に接着されてしまい、大変がっかりしたことを覚えています。
あの頃は、いわゆる頑固おやじ系の歯医者さんばかりで、何度も「歯をちゃんと磨きなさい!」と怒られました。
今でも歯医者に行った時の独特の匂いと恐怖心を思い出すことが出来ます。
- 「虫歯が大きくなって、ほっといたら、神経を抜かなければだめだといわれた。」
- 「歯を何本か抜かなければならなかった。」
- 「奥歯が金属だらけで、自分の歯に自信が持てない。」
- 「治療が必要なのは分かってるんだけど、歯科医院に行くのが嫌いだから・・・・」
- 「このままにしておいたら、歯槽膿漏で入れ歯になっちゃうかもしれない!」
このようなお悩みは、自分も経験したことですのでとても共感することが出来ます。
大人の方の矯正治療では、ダメージのある歯がありますし、これから虫歯や歯周病の治療が必要な方も、子供の矯正治療に比べると多くなります。
例えば、歯に連結してあるブリッジがある場合は、一度撤去して歯の無い部分の隙間を閉鎖したり、矯正治療後に新しいブリッジを装着したりすることがあります。
歯周病が認められる場合は、軽度な場合は歯ブラシ指導や歯のクリーニングを行い、歯周病の改善をしていきますが、重度の歯周病では、一度、歯周病専門医の治療を受けていただいてから、矯正治療を開始していきます。
喫煙の習慣のある方は、正直禁煙をお勧めいたしますが、喫煙されていても矯正治療は可能です。しかし、タバコの影響で、歯や装置が黄色くなりやすいので、歯ブラシが大切になります。
難しい歯周病や、外科的な処置が必要とされる場合は、その診療科に専門特化している歯科医院もしくは神奈川歯科大学付属病院をご紹介します。
必要があれば我々が専門医と連絡を取り、出来る限り大学病院などの説明のフォローを行います。
このように、
「これまでにたくさんの歯の治療をしているから矯正治療は無理」
「今現在、悪いところがあるから矯正治療ができない」
というわけではありません。
また、これまでに歯の治療をたくさんしてきたことで、ご自分の口元に自信がもてない方にこそ、矯正治療をオススメしたいです。
なぜなら、矯正治療を受けることで、自分の口元に自信がもてるようになると思うからです。もし、今まで悩みの種だった口元が自分の自慢になったとしたら、どんな気持ちの変化があなたにあるでしょうか?
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