院内新聞

神奈川歯科大学と附属短期大学の紹介

院長の斎藤伸雄です。さいとう矯正歯科クリニックのある横須賀市には私の母校でもある神奈川歯科大学と附属短期大学があり、多くの学生達が、将来の日本の医療を支えるため、毎日勉学に励んでいます。
神奈川歯科大学のある敷地には清泉女学院があったそうですが、清泉女学院の移転に伴い、神奈川歯科大学が昭和39年に開校しました。横須賀市内にあって、あまり知られていないこの大学を、今回は紹介いたします。                   

大学の場所は横須賀学院と三笠幼稚園に挟まれた位置にあります。

まずは、神奈川歯科大学附属短期大学です。
短大?と聞くと女子大と思ってしまうかもしれませんが、立派な共学の大学ですので、男子の方も入学することができます。
とはいっても圧倒的に女子の割合が高いですが。
附属短期大学には、歯科衛生学科と看護学科があり、どちらの学科も国家試験を合格しなければ、資格を取ることはできません。

歯科衛生学科は、卒業して国家試験に合格すると、歯科衛生士になることができます。
歯科衛生士とは、歯科医院で働く看護師のようなものと考えてください。
立派な国家資格がありますので、歯科医院で行う治療などの医療行為は、制限はありますが行うことができます。
また現在の日本では歯科衛生士になる方の人数が、非常に少ないのが大きな問題になっており、患者さんが安心して歯科治療を受けることへの障害になっています。
卒業するまでには3年間の学生生活が必要ですので、短大の2年間では物足りないと考えている方にも良いでしょう。
また就職先も、この就職難の日本の現状とは逆に、一人の学生に20以上の歯科医院から求人が来ますので、就職難という言葉とは無縁の世界が待っています。
さらにそれだけでなく、歯科衛生士になる学生数が圧倒的に少ないので、初任給は4年生大学卒業と遜色ないか、それ以上の歯科医院もありますので、こんな条件のいい資格をもらえるのにもかかわらず、入学希望者が少ないのは残念です。

看護学科は、看護師になれる短大です。
憧れの白衣を着て、天使のように働きたいと考える方には、最高の学校です。
ただし歯科衛生学科と比べて、入学が難しいのと、学生生活も少々厳しいようですが、看護師になれば素晴らしい未来が待っているでしょう。

神奈川歯科大学は、歯科医師を目指す方のための大学です。
はっきりいって、現在は歯科医師になりたいと考える方が少なくなっているので、入学は以前ほど難しくはないようです。
しかし6年間の学生生活は、テストだけでなく、多くの実習、レポート提出が待っていますので、厳しい環境でもやっていこうという覚悟が絶対に必要です。
また学費も一般的な私立大学と比較すると、べらぼうに高額ですので、勉強ができる方は国立大学を目指すようにしてください。
国立の歯学部は、以前は医学部なみにハイレベルな受験でしたが、現在では少々入学しやすくなっているようです。

横須賀市内には県立大学もあり、医療関係の資格を得るにはとても良い環境だと思います。進路を考える時に、社会に必要な人物になりたいと考える方は、医療関係の仕事もご検討していただきたいと、考えています。

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