院内新聞

院長の斎藤伸雄です。前回は歯科衛生士になるために、歯科衛生士になるための短大や専門学校の紹介をさせていただきました。
さて、数人の方から「歯科助手と歯科衛生士では、何が違うのでしょうか？」とご質問がありました。
歯科助手とは、歯科衛生士や歯科医師などの資格を持っていない方が歯科医院で働く場合、一般的に歯科助手と呼ばれます。
資格がありませんので、基本的に医療行為はできませんから、受付や事務、器具の準備や滅菌などが主な仕事になります。
歯科助手になるには、専門学校に行ったり国家試験を受ける必要がないので、直接歯科医院の採用活動に応募して、採用されることが出来れば、歯科助手になる事が出来ます。

ただし注意して欲しいのが、歯科医院や内科・耳鼻科などのクリニックで働きたいと希望している方は、物凄く多いのが現状です。
一人の募集に対して50人から100人程度の応募が来ることは、今の時代は珍しくありません。
せっかく歯科助手になりたいと思っていても、歯科医院に採用されない可能性の方がずっと大きいので、歯科医院で働きたいと思っている方は、歯科衛生士の資格を取得することをお勧めします。
もちろん収入も歯科衛生士の方が高給ですし、再就職の条件なども圧倒的に優れています。
しかしながら、歯科助手として楽しく仕事をしている方も知っていますし、歯科医院の運営を手伝うだけでなく、歯科医院で働いた経験をもとに講演活動を行ったり、起業して歯科医院で働く女性スタッフの教育に携わる仕事をして、大成功した女性もいます。
ですから歯科衛生士の資格を取得することが出来なかった人でも、あきらめずに求職活動を続け、熱意ややる気があることを応募先に伝えるようにしてみて下さい。

歯科医院で働くことは、想像しているよりも大変だと思います。
休日に勉強やセミナーに参加したり、時間を見つけて自己練習することも大切です。
どんな仕事でも就職直後は覚えなければいけない事が沢山あり大変だと思います。
それは歯科医院も同様です。
しかし、その分やりがいや充実感を得られるのではないでしょうか？
実際に歯科医院への就職を希望している方には、履歴書の書き方、面接での心構え、外見やメイクなどのポイントをアドバイスさせていただきますので、ご遠慮なくお申し出ください。

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