院内新聞

ブレイクタイム40 学会セミナー報告②

今回も、学会・セミナー報告を私、那須からさせて頂きます。
シリコン印象材という型取り材料の院内セミナーを行いました。
近年は材料の進歩が目覚ましく診療がとてもスムーズに行えるようになっています。
通常の型取りはアルジネートという海藻成分からなる材料で行われています。
患者様によく行う、白やピンクやミント色の材料で行う方法ですね。
アルジネート印象剤は、患者さんの歯形を記録として残し、症状を把握するために、歯並びの状況を、詳しく観察すえうことが目的で取得します。

シリコン印象とは精密な特殊な装置の時に使用するジェル状ゴムで行う型取りで、現在では第4世代まで進化しています。
シリコン印象剤は、装置を作る目的で歯形を採得するので、高精度が求められます。
また精密な歯形を取得するため、歯科医師や歯科衛生士の熟練度が求められるため、さいとう矯正歯科クリニックでは、院内セミナーでの練習を繰り返し行うことにより、熟練度を高めています。

今までの方法では、2種類の材料を手で混ぜ合わせて口に入れる作業を1つの型取りで2回行い完成でしたが、材料が進化して、スイッチを押すと機械が材料を混ぜ合わせて出てきてくれ1回の作業で完成するようになり、更に固まる時間が格段に早くなりました!!
私達の作業が間に合わなくなる位です!!
これで患者さまの負担をかなり軽減できると思います凄いですね~。
研究者さん達に感謝。( ^人^ )
40sirikonn.jpg
院長の補足
歯形を採得する技術の進歩は目覚しく、3次元スキャナーを使用して、歯型を取得することが可能になってきました。
つまり今までのように、口の中に材料を入れて固まるまで待つという作業が必要なくなり、口の中の写真を、撮る感覚で歯形の作成が可能になります。
残念ながら、その機器は非常に高額ななため取り入れている医院は少ないのですが、今後普及が進み、費用が国産新車程度になれば導入を考えています。

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