院内新聞

不安でガクブル 矯正歯科医の学会報告

さいとう矯正歯科クリニック 院長の斎藤伸雄です。
今回は2016年日本矯正歯科学会で認定医取得試験と学会報告・歯科医師Nの記事を紹介します。
記事は数年前のものですが、これから矯正歯科認定医の取得を検討している方に参照しいただければ幸いです。
以下原文です。(記事は2016年秋のものです)

皆さんこんにちは(^_-)-☆!!今年も食欲の秋、芸術の秋、勉強の秋がやってまいりました!芸術にはあまり詳しくないですが・・・安定のガリ勉な私からセミナーや学会の報告をさせて頂きま~す。

今年も秋には日本矯正歯科学会がありました。
今回も歯科医師全員で参加してまいりました。
今回の学会では、院長が「専門医更新試験」私は「新規認定医申請試験」を受験しました。
院長は既に専門医の資格を持っているのですが、この両試験は永久ライセンスではなく5年おきに、資格レベルの腕前が保てているかを示す為に試験を受けなければいけないという、とても厳しい試験です。
こんな大変な試験を何度も一回で合格している院長は、とても優秀なんだと感動しました。
私も初めての受験で勝手が解らずとても不安でガクブルでしたが、院長の暖かいご指導のお陰で無事乗り切る事ができました~ホッ(^◇^)

学会の今年のテーマは「長期安定性」です。
このテーマは矯正歯科にとっては、永遠のテーマだと言えます。
悲しい事ですが、実は治療をしてきれいな歯並びになっても全員の患者様が長期的に同じ状態が維持されるわけではありません。
維持するには努力が必要になります。
何故なら、歯並びが悪い事には歯並びが悪くなった理由があるからです。
例えば、一般的なのは顎が小さいとか、歯の大きさが大きいとかですが。
他にも、片方だけで噛む癖がある方だったり、寝方が悪かったり、いつも頬杖をつく癖があったり・・・理由は様々です。
治療を始める前に、その様な問題点を分析する事で、歯や顎の骨などの形態的問題点と、癖などの機能的問題点を整理してから、治療にあたっています。
実は、その癖というものは、かなりくせ者です‼‼歯や顎などは矯正器具を付けたり、歯を抜く事で改善できますが、癖の改善は患者様自身かなり努力が必要です。
自宅で筋トレの様なエクササイズをしたり、寝方、咬み方の悪い癖は毎日気を付けて頂かなければなりません。
そして、器具が取れて矯正治療終了‼と思っても、リテーナーを忘れずに使用するように、癖もしないように気を付けないといけないんですよね~~。
だってせっかく綺麗に歯並びがなっても、癖が治ってないままでは、また歯並びが悪くなってしまうんですよね。
肥満の方に脂肪吸引して、症状だけを取り除くのと同じ事です。
癖を治す筋トレなどのトレーニングをMFTといいます。
MFTは口周りの筋肉のトレーニングの略です。
当院では長期安定性の向上の為にMFTに取り組んでいます。
患者様全員に必要なトレーニングではないですが、MFTの検査を行い、舌の癖のある患者さまには、取り組んでいただいております。

また今期は院内セミナーを多数行いました。
通常セミナーは大きな会場で1人の講師の先生が講演するという、授業スタイルです。
院内セミナーは講師の先生をクリニックにお招きして少人数性、対話式で講義して頂く為、更に身につくスタイルです。
院内セミナーで口腔衛生グッズやサービスの勉強をしました。
特にサービスについては、今年度はサービス向上‼をモットーに一年間スタッフ全員でサービスを1から勉強しております。
講師にクリニックに来ていただく事で、更に患者様目線でどの様に向上していけるかをアドバイス頂き、皆で取り組んでいます。
患者様に喜んで頂く事が1番大事ですので、
どうすればより良くしていけるかを日々ミーティングで話し合い、取り組んでいます。皆さまも、お気づきの点がありましたらご指導いただけますと、幸いです。
これからも、皆さまの家族的存在になれるよう、抱擁できるよう研鑽してまいりますので、宜しくお願いいたします。

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